Pure.cssとは

Pure.cssは、Yahoo社が開発した軽量なCSSフレームワークです。わずか3.5KB(ミニファイ・gzip圧縮時)というサイズながら、以下の機能を提供します:

  • レスポンシブグリッドシステム
  • フォームスタイリング
  • ボタン
  • テーブル
  • メニュー

Pure.cssの特徴は以下の通りです:

  • 超軽量 – 3.5KBという小さなサイズで高速に読み込み可能
  • モジュラー式 – 必要なモジュールだけを使用可能
  • レスポンシブ – モバイルファーストの設計
  • カスタマイズ性 – 最小限のスタイルで簡単にカスタマイズ可能

Pure.cssを導入する

Pure.cssは、以下のCDNリンクを使用して簡単に導入できます:

<link rel="stylesheet" href="https://cdn.jsdelivr.net/npm/purecss@3.0.0/build/pure-min.css">

レスポンシブグリッドを使用する場合は、以下も追加します:

<link rel="stylesheet" href="https://cdn.jsdelivr.net/npm/purecss@3.0.0/build/grids-responsive-min.css">

グリッドシステム

Pure.cssのグリッドシステムは非常にシンプルで使いやすいです。pure-gクラスで行を作成し、pure-u-*クラスで列を定義します。

基本的なグリッド例

1/3

このカラムは大きい画面では1/3の幅を占め、小さい画面では全幅になります。

1/3

Pure.cssのグリッドは、画面サイズに応じて自動的に調整されます。

1/3

レスポンシブデザインを簡単に実現できるのがPure.cssの魅力です。

複雑なレイアウト例

メインコンテンツ

このカラムは大きい画面では2/3の幅を占め、中サイズの画面では1/2、小さい画面では全幅になります。

Pure.cssのグリッドシステムは、5分の1単位と24分の1単位の両方をサポートしているため、様々なレイアウトが可能です。

サイドバー

このカラムは大きい画面では1/3の幅を占め、中サイズの画面では1/2、小さい画面では全幅になります。


<div class="pure-g">
<div class="pure-u-1 pure-u-md-1-2 pure-u-lg-2-3">
メインコンテンツ
</div>
<div class="pure-u-1 pure-u-md-1-2 pure-u-lg-1-3">
サイドバー
</div>
</div>

フォーム

Pure.cssは、美しくスタイリングされたフォームを簡単に作成できます。

基本的なフォーム

シンプルなインラインフォーム





スタック型フォーム

スタック型フォーム


必須項目です





整列型フォーム



必須項目です




ボタン

Pure.cssは、様々なスタイルのボタンを提供します。

基本的なボタン

標準ボタン(リンク)


カスタムボタン




サイズ違いのボタン



アイコン付きボタン



ボタングループ



レスポンシブデザイン

Pure.cssは、モバイルファーストのレスポンシブデザインを簡単に実現できます。以下は、異なる画面サイズで自動的に調整されるレイアウトの例です。

レスポンシブな特徴紹介セクション

軽量

Pure.cssは、わずか3.5KBというサイズで、ページ読み込み時間を短縮します。

レスポンシブ

モバイルファーストの設計で、すべてのデバイスで美しく表示されます。

モジュラー

必要なモジュールだけを使用して、ページサイズを最小限に抑えられます。

カスタマイズ

最小限のスタイルで、簡単にカスタマイズしてオリジナルのデザインを作成できます。

レスポンシブな料金表

スタンダード


¥1,980 月額

  • 5GB ストレージ
  • 1 ドメイン
  • 10 プロジェクト
  • 基本サポート

プロフェッショナル


¥3,980 月額

  • 15GB ストレージ
  • 3 ドメイン
  • 無制限 プロジェクト
  • 優先サポート

エンタープライズ


¥9,800 月額

  • 50GB ストレージ
  • 無制限 ドメイン
  • 無制限 プロジェクト
  • 24時間サポート

実装のポイント

レスポンシブグリッドの使い方

Pure.cssのレスポンシブグリッドを使用するには、以下のブレークポイントを考慮します:

  • pure-u-* – すべての画面サイズ
  • pure-u-sm-* – 568px以上
  • pure-u-md-* – 768px以上
  • pure-u-lg-* – 1024px以上
  • pure-u-xl-* – 1280px以上

これらのクラスを組み合わせることで、異なる画面サイズで最適なレイアウトを実現できます。

レスポンシブな画像

画像をレスポンシブにするには、pure-imgクラスを使用します:

<img class="pure-img" src="image.jpg" alt="レスポンシブ画像">

このクラスは、画像の最大幅を親要素に合わせ、アスペクト比を維持します。

異なる端末での表示をテストするには、ブラウザのサイズを変更してみてください。このページのレイアウトが自動的に調整されることが確認できます。

まとめ

Pure.cssは、軽量でシンプルなCSSフレームワークながら、以下のような優れた機能を備えています:

  • わずか3.5KBのファイルサイズで高速な読み込み
  • シンプルで使いやすいグリッドシステム
  • きれいなフォームスタイリング
  • 様々なボタンスタイル
  • モバイルファーストのレスポンシブデザイン

Pure.cssは、特に以下のケースに最適です:

  • 小規模なプロジェクト
  • 高速に読み込む必要があるウェブサイト
  • 最小限のCSS構造が望ましい場合
  • 独自のデザインを適用したい場合

Pure.cssは学習曲線が緩やかで、必要最小限のCSS構造を提供するため、初心者から上級者まで幅広く利用できます。

カテゴリー: CSS